クミン
クミンは最も古いスパイスの一つ。
歴史を紐解くと、少なくとも5千年前にまで遡ることができます。
発祥は地中海沿岸、エジプトの辺り。
古代エジプトでは消化を助ける薬として、あるいは
防腐剤としてミイラに大事に使用されました。
また、貨幣としても使われていたことが聖書に出てきます。
古代ローマでは貴重品として国家の管理下におかれていました。
その後、イベリア半島を通ってヨーロッパ各地に、
メソポタミアを経由してインドに到達したのは
まだ紀元前のこと。
もっと時代が下って中世期になると、
コロンブスの新大陸発見以後、
クミンはスペインからメキシコへ渡って
チリコンカルネという名物料理となり、
そしてメキシコからアメリカにわたって
南部独特の料理を生み出すことになります。
こうして何千年とかけて世界中に広まったクミンですが、
私達、東アジアの人間にとっては遥か遠い国の香り、
最もエキゾチックな郷愁をかきたてられる香りです。
英名:Cumin
和漢名:ばきん、まきん(馬芹)
学名:Cuminum cyminum L.
科名:セリ科の一年生草本
原産地:地中海沿岸、エジプト
主産地:イラン、インド、モロッコ、アルジェリア、シリアなど
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